この記事では、蟹のふんどしはどこか見分け方などをご説明しています。
ふんどしは蟹の腹側にあるフタのような部位で、胴体を開くときに最初に外す重要なパーツです。
ふんどしの正しい位置や見分け方、外すときのポイントなどをを解説しますのでぜひ参考にしてください。
蟹のふんどしはどこ?まずは見分け方を確認!
カニのふんどしは、腹側の中央にある三角形のフタ状のパーツを指します。
甲羅の裏に位置し、胴体を開く際に最初に触れる部分でもあるため、どこにあるか見つけやすいのが特徴です。
見た目はカニの種類によって少し異なりますが、オスは幅が広くしっかりした形、メスは細長い形をしています。
殻の色と同じでやや硬いため、脚や甲羅とは明確に区別できます。
また、上下に少し持ち上げられる可動性があり、このパカッと開く感覚がふんどしの見分け方のポイントです。
調理前に裏返して腹側を見れば、すぐに場所がどこか確認できます。
蟹のふんどしは胴をさばくときに最初に外す場所!
カニをさばく際、最初に外すのが腹側にある「ふんどし」です。
ふんどしは胴体と甲羅をつなぐロック部分の役割を持っており、ここを外すことで胴の内部にアクセスできるようになります。
裏返したカニの中央にある三角形のフタを持ち上げると、甲羅と身の接合部が見え、指をかけて胴を開きやすくなる仕組みです。
ふんどしを取り外す作業は難しくなく、軽く引き上げるだけで簡単に外れるため、初心者でも迷わず進められます。
この工程を省くと甲羅をうまく外せないため、さばくときは必ず最初にふんどしを取り除くのが基本です。
蟹のふんどしを外すときの3つのコツ
蟹のふんどしは簡単に外せる部位ですが、正しい手順を知っておくとよりスムーズに作業ができます。
ここでは初心者でも失敗しない3つのコツを紹介します。
コツ①:腹側を上に向けて三角形の先端を持ち上げる
ふんどしを外すときは、まずカニを腹側が上になるようにひっくり返しましょう。
中央に見える三角形の先端部分を指でつまむと、ふんどし全体が少し浮き上がります。
このとき、無理に力を入れる必要はありません。
ふんどしは本来、甲羅を固定するためのフタであり、根本の部分に可動性があるため、軽く引き上げるだけで簡単に浮きます。
先端が持ち上がらない場合は、指の位置を少しずらして甲羅側に近い部分をつまむと外れやすくなります。
まずは正しい向きとつまむ位置を意識することが重要です。
コツ②:根本をゆっくり起こすように倒す
三角形の先端が浮いたら、そのまま手前に倒すように根本からゆっくり起こします。
ふんどしは殻にしっかり接しているように見えますが、実際は関節のように開く構造になっているため、テコのように倒すとスムーズに外れます。
急いで引き抜こうとすると殻が割れたり、内部の背ワタがはみ出したりするため注意が必要です。
ふんどしが途中で引っかかる感覚があれば、左右に少し揺らしてから再度ゆっくり倒すと簡単に外せます。
力任せではなく、構造に沿って開くイメージを持つことが成功のポイントです。
コツ③:外したふんどしの裏に残る背ワタに注意する
ふんどしを外すと、裏側に黒い糸状の「背ワタ」が残っていることがあります。
背ワタは苦味や雑味があるため、そのまま食べないよう注意が必要です。
取り除く際は、爪楊枝や指先で軽く引っ張ると簡単に取り除けます。
ふんどしの内側に付着している身は食べられる美味しい部分なので、背ワタだけを除去しておくのがコツです。
また、背ワタが残っていると見た目が不安に感じられるため、初めてカニをさばく人は特にチェックしておくと安心です。
安全かつ美味しく食べるための大切な工程です。
蟹のふんどしについて3つのQ&A
蟹のふんどしがどこか調べる際に、よくあるQ&Aをご紹介します。
Q1:カニのふんどしは尻尾のどこですか?
この記事でご説明したように、ふんどしは蟹のお腹側にあります。
蟹のお腹を包むように折れ曲がったもので、エビで言うとしっぽにあたります。
Q2:カニのふんどしは食べられる?
はい、蟹のふんどしは食べられます。
殻の内側に少量の美味しい身がついています。
蟹のふんどしが食べられないかどうかは以下の記事でご紹介しています。
Q3:カニの食べてはいけない部分は?
食べてはいけないのは「ガニ(エラ)」と「背ワタ」です。
ガニは老廃物を濾過する部分で必ず取り除き、背ワタは苦みがあるため食べないようにしましょう。
蟹のふんどしはどこかまとめ
蟹のふんどしは腹側中央にある三角形のフタ部分で、胴をさばくときに最初に外す重要な部位です。
見た目が特徴的なため迷いがちですが、どこにあるのか場所や外し方を知れば調理はぐっと簡単になります。
外したふんどしの裏には背ワタが残ることがあるため取り除くのが基本。
正しい位置と扱い方を理解して、よりスムーズにカニ料理を楽しんでくださいね!

